すぐ帰ってくると思うのは危険!子供が家出したら巻き込まれやすい犯罪3つ

家出人

思春期の子供は扱いにくいもの。

子供とはいえ、幼児ではないので、もう何でも自分で考えたり行動したりできる年齢です。だから、家庭内で何か気に入らないことがあれば、すぐ怒って家を出て行ったりします。

多くの場合、子供は家出しても、外でちょっと頭を冷やしたり、おなかをすかせたりすれば帰ってくるものです。しかし、何日も帰ってこないようなら要注意です。

「きっと友達の家に泊まらせてもらっているんだろう」と楽観視するのは危険。なぜなら、子供を狙った犯罪も少なくないからです。それでは、具体的には家出した子供が巻き込まれやすい犯罪はどんなものがあるのでしょう?

ここでは具体的に見ていきましょう。

性犯罪に巻き込まれる

家出した子供がもっとも巻き込まれやすい犯罪に性犯罪があります。それでなくても、今はパパ活やマッチングアプリの全盛期。出会えるサイトは山ほどあり、子供でも気軽にアクセスすることができます。そして、そんなサイトに関わっている大人の一部は子供たちを性の対象として見ていてもおかしくはありません。

大人にかかれば、やさしい言葉をかけて未熟な子供をだますなんてことはわけないでしょう。日本では未成年が簡単に働ける場所はそれほど多くありません。高校生ならば、まだバイトという手もあるでしょうけれど、中学生となればそれもなかなか難しいでしょう。

そうなると、仕方がなくエッチなことに手を染めるというパターンもあり得るのです。実際、そういった罠にかかってしまった子供の中には、「望まない関係を持ってしまった」「暴力を振るわれた」「妊娠させられた」など危険な状況に陥ることも。中には寝泊まりや飲食の面倒を見る代わりに組織的に売春させるようなことも。思った以上に危険と隣り合わせだということも知っておかなくてはならないでしょう。

そんな事態に陥ってしまえば、居場所もわからず、なかなか子供を連れ帰ることもできませんし、子供自身ものちの人生に大きな傷を負ってしまいます。

薬物に関わってしまう

薬物もまた気を付けなくてはいけないファクターとなります。

家出した子供の多くは、一人で時間をつぶしているというよりも、友達とつるんで一緒にいることが多いでしょう。特に先輩などがいれば、夜の遊びなどに引き入れられてしまうことも。そこで薬物に関わってしまうというのもあり得るのです。

今や薬物は誰でも簡単に手に入れられる時代。特に夜の世界ではその可能性が高まります。また悪い大人が家出した子供を手なずけるために薬物依存にさせるという手段を使うことも。薬物依存にさせれば、犯罪の片棒を担がせたり、危険な仕事をさせることができるからです。

薬物の乱用は犯罪であるだけでなく、子供の体にも害を及ぼすもの。一度薬物中毒になったらそこから抜け出すのは大変です。家出自体は大したことがないと思っていても、そこには大きな危険があるということは知っておかなくてはなりませんね。

悪い集団に入ってしまう

子供が家出すれば、大人とは違ってそう簡単には社会の中で生きられません。ですが、子供も生きていくために寝食を満たすことが必要になってきます。中には、親切にしてくれた大人について行って、そのまま怪しい集団の一員になってしまうということも。

そうでなくても、子供はまだまだ未熟なところがあるので、いい事ばかり吹聴されれば簡単にそれを信じて集団に溶け込んでしまいます。特に自分が困っていた時にやさしくしてもらったら、深く感化されてしまうのも仕方がないでしょう。ですが、そういった集団の中には、犯罪に手を染めているところも少なくありません。

一度関わってしまうと、なかなか子供を連れ戻すのは難しくなります。子供の長い人生を考えたら、なるべく平穏無事に過ごさせたいと思うのは親心ですよね。

子供が家出をしたら気を付けること

それでは、親の側からすれば子供の家出をどこまで容認するべきなのでしょう?子供もたまにはいろんなことが嫌になって家出したくなることもあるでしょう。

ですが、許せて1泊までです。1泊だったら、子供のおこずかいでもなんとかなるでしょうし、友達の家に泊まったとしても先方の親も許せる範囲でしょう。子供にとってもちょっと冒険して満足して帰れる日数です。次の日に学校に普通に登校さえすれば支障なく日常に戻れるでしょう。ですが、連泊してくるようだったら、これは強行に連れ戻すべきです。

時には学校に連絡をしておおごとにしてもいいでしょう。そうなれば、学内でのペナルティは発生するかもしれませんが、それを恐れていてはいけません。たくさんの人に怒られて、事の重大さを感じる機会も貴重な体験。大きく道を外す前に、怒られておくことはその後の子供の人生にもいいはずです。

連泊しているのに、ずるずるとほっておくのではなく、きちんとした線引きを親が見せることは大切ですね。

まとめ

家出を「思春期のよくあること」と軽く捉えてしまいがちですが、犯罪に巻き込まれる可能性が高いのでこの考えは改めた方がいいでしょう。

一度道を外してしまったら大きな傷を負うのは子供です。ひどい時にはその集団から子供を奪還するのに手こずることも。思春期のちょっとした反抗でその後、大きな代償を負うのはかわいそうなこと。親としては守ってあげたいものですよね。ですが、家出した子供がどこに行ったかわからないということもあるでしょう。

そんな時には専門家の手を借りてみるのもいいでしょう。思春期の子供はなかなか親の手に負えないのも事実です。ですが、子育てを放棄してはいけません。必ず思春期は過ぎていくものです。

親子で「なぜあの時はあんなに荒れていたんだろう」と笑い話をするなんて話はよくあること。笑い話にするためにも、親としての対応は必要です。

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