もし妻が浮気をしていたら？……きっと、パニックに陥ってどう対処すればいいのか悩んでしまいますよね。
そうでなくても仕事のある男性の生活は毎日が戦場。
心が大きく動揺してもライバルの前ではそれを気取られるわけにはいきません。
「今日は会議があった」
「大事な商談がある」
など、責任を伴う仕事をしている身としては、気持ちが沈んでいる暇もないでしょう。
そのうち妻に限ってそんな事はありえないと思ってしまうかもしれませんね。
ですが、表にはなかなか現われないものの、妻の浮気も夫の浮気と同じ数だけ存在してるのが事実です。
それでは、もし妻の浮気を知ってしまったら夫としてはどうしたらいいでしょう？これは、浮気が発覚した後の対処方法をアドバイスします。
離婚するのかしないのか
妻の浮気を知ってしまったら、やはり頭よぎるのは離婚の2文字。浮気はれっきとした不貞行為。そんな裏切り行為をされたら、とても相手を信頼することはできません。
もちろん怒りの感情もふつふつと沸いてくるでしょう。ですが、そんな時こそ冷静さが必要です。間違えても怒りに任せて妻に詰め寄ったり、相手の男性の家に乗り込んだりしてはいけません。
そんなことをすると、家庭が崩壊し、時には被害者のあなたが加害者に認定されないとも限りません。まずは冷静になって自分の気持ちを確認しましょう。
考える事は離婚したいのかしたくないのか。
浮気が発覚してしばらく経ってからの心情は人によって様々です。中には妻に嫌悪感を持ち、まともに顔を合わせられなくなってしまうという人もいれば、意外と普段通り接せられる人も。
浮気発覚を機に、妻の大切さや自分の不甲斐なさを感じ、今までの自分の行いを反省する男性もいるでしょう。浮気がわかった時は、怒りのあまり「離婚だ！」と思っても、意外と冷静になって踏みとどまる人も多くいるもの。
もし、家庭を壊したくない、このまま妻が浮気相手と別れてくれたら許せると感じるのなら、むやみに騒がないことも大切です。一度壊れてしまうとなかなか元のようには戻らないのが夫婦関係です。
離婚するかしないかの決定権はあなたにあります。あなたにとって一番いい方法をじっくり考えてみましょう。
沈黙を貫くのか貫かないのか
妻の浮気現場に居合わせてしまった時は隠し立てしようにもできないでしょうけれど、LINEを見てしまった、写真を見てしまったなど、妻が知らないところで浮気の事実を知ってしまった場合は、妻に言うべきか沈黙を貫くべきか悩みますよね。
これはまさにケースバイケース。
きちんと離婚しようと考えるなら、いずれが話さなくてはならない時がくるでしょう。ですが、慌ててはいけません。離婚するならするで、あなたが確固たる証拠を揃えてからにしましょう。証拠が十分でなければ、時に相手に言い負かされてしまい、かえって相手が堂々と浮気できる土壌を作ってしまいかねないからです。
浮気相手の男性が狡猾ならば、ひどい時には家を乗っ取られないとも限りません。また、自分では確固たる証拠をつかんだと思っていても、司法の場では証拠と認められない場合もあるかもしれません。
やはり専門家と相談しながら、確実に詰めていくのが一番です。逆に、離婚したくないと思った時も状況を見極めなくてはなりません。妻の浮気を知ってしまったと話すことで、妻が浮気相手との関係を断ち切る場合もあれば、逆に開き直って堂々と交際を続ける場合もあるからです。
あなたに離婚する気がないということがわかれば浮気相手との関係がエスカレートする妻も少なくありません。その場合、浮気相手の性格も知らなくてはなりません。
もし、浮気相手が司令塔になっているのなら、時にとてもややこしい状況になってしまうことも。一度口に出してしまった言葉は取り消せません。浮気に気づいてしまったことを言うか言わないか、言うのならいつ言うのか、そういったタイミングは慎重に計算しましょう。
家族の心をどう癒すのか
妻の浮気を知ってしまったら、あなたもショックを受けるでしょうけれど、子供はもっとショックを受けるでしょう。信頼していた家族に裏切られたとなれば、人間不信に陥るかもしれません。
別れるという選択をしたら、子供の人生も大きく変わってしまいます。あなたにとって別れた妻は他人でも、子供にとっては生みの親です。子供もどうすればいいのか悩むことでしょう。
だからといって別れない選択をしても、妻が浮気相手に気持ちを持っていかれていれば、子供にもいずれわかってしまうでしょうし、仮面夫婦であることは、かえって子供に不信感を植え付け、時にあなたのことも信用できないと感じさせてしまうことにもなりかねません。
そういったことも含めて、しっかりと家族で話し合う必要はあるでしょう。子供は思った以上に親のことをわかっているもの。何も伝えないまま、勝手に転校することになったり、新しいお父さんができたりということは避けたいことです。
また、家族でもう一度やり直そうとなった場合も、一度裏切られた相手を受け入れるのは結構大変なこと。妻も負い目を感じて、以前とは同じというわけにはいかないでしょう。感情的なところは専門家に任せて、自分自身は感情的になりすぎず、それぞれの気持ちが癒されることだけを考えるといいかもしれませんね。
まとめ
妻の浮気が発覚したら、感情のままに妻を罵ったり怒ったりしてしまう人はよくいます。その感情の裏には、浮気をした妻が絶対的悪者という気持ちがあるからでしょう。
ですが、本当は妻には妻の言い分もあるはず。
「夫が家庭を顧みない」
「妻を女として見ていない」
「家庭のことを任せっぱなし」
など、多くの不満のはけ口として、「だから浮気に走ったんだ」と言うかもしれません。
妻がそう思っていたとすれば、きっと「自分こそが被害者」と思っているかもしれませんね。少なくとも円満な夫婦には浮気なんてありませんし、その兆候があれば、すぐ気がつくはずです。
妻の浮気が気になったら、これを機会に一度自分の行いを顧みて反省してみましょう。「雨降って地固まる」ということわざのように、より深い絆を取り戻せるチャンスになるかもしれませんよ。