相手は常識人とは限りません!近隣トラブルに巻き込まれてしまったら気を付けること3つ

近隣トラブル

近隣トラブルといえば、細々としたことはよくあることで、神経質になっていたらどこにも住めないと思うかもしれません。ですが、実際には、最初は小さなことでも、徐々に大きなことに発展して、時に新聞を賑わすような大きな事件に発展してしまうこともあるんです。

特に初動を失敗すると、近隣との関係は泥沼化してしまい、そこに住み続けることも難しくなってしまうことも。マイホームを持ったら、なかなか転居することもできないので、近隣トラブルは悩ましいことですよね。

それでも、近隣トラブルに巻き込まれてしまった場合どうすればいいでしょうか?ここでは、不幸にも近隣トラブルに巻き込まれてしまった時に何をすればいいのか、被害を最小限にする方法をアドバイスします。

近隣トラブルにはどんな種類がある?

ところで、近隣トラブルと言っても種類は様々です。ここではよくある近隣トラブルを挙げてみましょう。

騒音被害

よくあるのには、騒音被害。特に集合住宅では、壁の薄いところもあり、隣の声が丸聞こえなんてことも少なくありません。

最近は若い人でも、集まって夜中までワイワイ楽しむ人もいれば、音に過敏でちょっとした物音にも気分が悪くなってしまう人もいて、実に千差万別です。常識範囲の音量だと思っていても、感じ方は人によってさまざまなので、被害者にも加害者にもなってしまいがちでやっかいなトラブルです。

駐車中の車の嫌がらせ

そのほかには車の嫌がらせなどもあります。駐車していた車にいたずらをされたり、子供にボールを当てられたり。高級車を持つ人や車好きの人にとっては、ちょっとした傷も逆鱗に触れることも。特に子供のいたずらや不注意は親が見ていないところで起こることも多いので、やったやってないなどの言い合いで大きなトラブルに発展しやすいものでもあります。

違法駐輪

そして、よくあるものに自転車等の違法駐輪もあります。違法駐輪の自転車がマンションの駐輪場を占領して、本来そこに住んでいる人がとめられないなんてトラブルもよくあることです。実はこれは家主も困るトラブルで、その自転車が不法投棄なのか、それとも、たまたま居住者の知り合いが遊びに来て置いてあるだけなのか、だとすれば、どの人の知り合いなのかがわからないので、なかなか解決できないということがあります。

不法投棄

そのほかにもごみの不法投棄や不審物投棄なども迷惑な事例です。ごみの日に出し忘れたものを他の集合住宅のマンションのごみ置き場に投棄したり、大型ごみで引き取られなかったものを投棄したりといったトラブルはよくあります。ひどい時にはたばこのポイ捨てがあるときも。ポイ捨てする方は軽い気持ちでしてしまうのかもしれませんが、一歩間違えれば大惨事です。モラルが問われる問題でもありますね。

近隣トラブルに巻き込まれてしまったら

もし、近隣トラブルに巻き込まれてしまったらどうすればいいでしょう?ここでは、具体的にするべき行動を見ていきましょう。

不条理だと思っても逆上しない

近隣トラブルに巻き込まれた時、被害者であることもあれば、加害者になることもあるかもしれません。

例えば、隣の住人が夜遅くに大声で歌を歌っていて寝られないということがあれば、逆に声が大きいと隣の住人から怒鳴り込まれるということもあるかもしれませんね。ですが、どちらの場合も、逆上しないことが大事です。特に自分の身に覚えのないことで怒鳴り込まれたら、怒りで怒鳴り返したくなる気持ちはわかりますが、ここはぐっと我慢するのが得策です。

というのも、近隣トラブルは、一度関係がこじれたら修復が難しいからです。また、多くの場合、最初から相手のところに怒鳴り込むということはかなりまれな行為。そんな人は自分の怒りをコントロールできず、逆上しやすいところがあると思って間違いありません。そんな人は怒らせると危険です。

同じように、あなたが被害者の場合も、あなたが苦情を言いにいけばやはりしこりが残ります。ちょっとした注意だとしても、言われてうれしい人はいないはず。いまどきは叱りなれていない人も多いので、ちょっとした注意でも逆恨みされないとも限りません。

犯人を特定しておく

近隣トラブルに巻き込まれた時は、誰が犯人なのかがわからなければ対処のしようもありません。

特に、たくさんの人が関与している場合などは、主犯格が誰なのかがわからないと様々な交渉や話し合いなどもできず、解決に持っていくことができないでしょう。それどころか、トラブルメーカーの犯人に自分の情報を提供していたなんてことにもなりかねません。

あなたが犯人に気づいていないとわかったら、子供がうっかり車につけてしまった傷だとしても、黙っておこうと思うかもしれませんね。そうなれば、犯人はいつまでも捕まりません。

第三者を介する

近隣トラブルに巻き込まれてしまったら、自分で解決しようとせず、第三者を介するのが一番大事なことです。というのも、自分で解決しようとすれば、今後ずっと同じ地域で住む者同士、どうしても相手と気まずい関係になってしまうからです。どちらにも言い分はあるものです。

ですが、当事者同士が対峙してしまうと、中立的な立場に立つことができず、結果的にお互いいがみ合う関係に発展しやすくなります。一度関係がこじれてしまえば、相手はしょっちゅう顔を合わせる相手。

そのたびに、嫌がらせをされたり、逆恨みされたりされかねません。ですが、第三者を介するとはいえ、刑事事件に発展しない段階の近隣トラブルでは警察は介入してくれません。そんな時には、管理組合からクレームを入れてもらったり、探偵などに犯人の特定を依頼したりしてみるのもいいでしょう。

まとめ

近隣トラブルはどこにでもあることですが、対応の仕方を間違えるとそこに住み続けられないほどの大事になることも。そうなったら損失は計り知れません。

引っ越し代はもちろんのこと、マイホームならせっかくの家を売らないとならなくなることも。家族がいれば、学校のこと、仕事のこと、いろんなことをあきらめなくてはならなくなるかもしれません。そうならないように、近隣トラブルに巻き込まれた時は、感情的にならず、淡々と第三者にお願いすることが必要ですね。

特集記事

TOP