隠れ不良社員の金銭トラブルを未然に防げ!お金にまつわるトラブル3つ

不良社員調査

労働の対価にもらえる賃金。多くの人はこの対価のために働いていると言っても過言ではないでしょう。それだけお金は誰の人生においても大事なもの。

ですが、金銭に目がない人は、それだけに、お金にまつわるトラブルをけっこう抱えがちです。そして、社員の金銭トラブルが元で、会社が損害を被るということも意外とよく聞かれること。

それでは、不良社員による金銭トラブルとはいったいどういったものでしょう?ここでは、日頃は健全な風に見える隠れ不良社員による3つのお金にまつわるトラブルを紹介します。

会社のお金を横領してしまう

テレビや新聞を賑わす会社の金銭トラブルのトップに来るのが会社のお金の横領です。

会社での自分の地位を特権とみなして、個人の采配で会社のお金を使いこんでしまう、取引会社にバックマージンを要求して、得られた金銭を自分がもらってしまうなど、会社のお金を横領する社員は、会社に損失を与えることはあっても、利益をもたらすことはない存在です。

事実が外部に漏れたら、会社のイメージも傷つくはず。そもそも、こういう不良社員は自分自身の金銭管理もきちんとできていないでしょう。だから、自分の収入以上のお金を使ってしまい、借金を作ってしまうのです。

勝手に使いこんだ会社のお金をばれないようにこっそり戻すという芸当もできずに問題が表面化してしまいます。気づけば、会社のお金が何千万単位でなくなっていた、新規投資で当てにしていたお金がないことがわかって不良社員の横領が明るみに出たなんてことも。

そんな大金を失ってしまえば、会社としても損失は膨大です。倒産の危機に陥るなんてことにもなりかねません。大金を持ち逃げして疾走なんてされたらお金が戻ってこないこともあり得ます。そうなれば、警察沙汰になる大ニュースになって、手間も時間もかかって業務どころではなくなってしまいます。

会社としては実質的な損失だけでは済まなくなります。そんな不良社員は早期に見つけ出さなくてはいけません。

借金問題を抱えている

近年、芸能人が借金トラブルで引退という話をよく聞きます。

本来、個人の借金なら会社に大きく影響を及ぼすことがないと考えてしまうかもしれませんが、実は個人のトラブルも会社に大損害を与えるってことがあるんです。

借金をするということは、それだけお金が足りていない証拠。人は潤沢にお金があれば、危ない橋を渡ろうとはしないものですが、のどから手が出るほどお金に困っていれば、危ない橋だとわかっていても気づかないふりをして渡ってしまおうとするものです。

そうなれば、反社会的な行為もしてしまうかもしれません。それでなくても、現在は反社会的な行為に厳しい世の中。結果、会社の看板が大きく傷つくこともあり得るのです。

せっかく築いたブランドイメージが一気に失墜してしまうなんて困りますよね。また、返済できない不良社員を追い込むため、悪徳金融業者が会社に乗り込むということもあるかもしれません。

他の社員や来客、顧客にも悪い印象しか与えませんので、会社がそういうダークな存在と接点を持つことは避けるべきです。借金を抱えている社員は、それだけ不安要素があると考えておいた方がいいでしょう。常に社員の動向を見ながら対処していかなくてはなりませんね。

副業にのめり込む

昨今流行りの副業ですが、社内規定で副業禁止とあるのに副業をしてしまう社員が後を絶ちません。

これは、背景にネットなどで副業禁止を回避する方法などのライフハックが大量に出ていることがあるからかもしれません。副業に手を染める社員の方にも、誰にも迷惑をかけていないから、悪いことをしているわけではないという気持ちがあるのでしょう。

しかし、会社が副業禁止にするにはそれなりの理由があるはず。それなのに、社員が勝手に隠れて副業をするようになれば、トラブルになる危険性は大です。

例えば、ウーバーイーツのような副業をされたら、疲労で本業に身が入らないということがあったり、交通事故を起こして出社ができないなんて影響も出るかもしれません。

また、ライバーやyoutuberのようなエンターテインメントな演者として活躍する場合は、関係者にその存在がばれるということもあり得ます。中には、本業の肩書を出して信頼性を持たせて、pv数をアップさせるものも。

極めつけは、プログラマーがライバル会社のプログラムを副業で請け負っていたなんて例も。こうなってしまうと、会社は労災保険や各種手当などを払ってくれる都合のいい存在となり、利用されるだけになってしまいます。当然、副業するということはそれだけ意識も他の方向に向きやすいもの。

本業に100%身が入っているとは言えないでしょう。経営者の視点からすれば、そんな不良社員には賃金を払いたくないですよね?とはいえ、なかなか解雇できない時代。ちゃんと裏取りをして注意を促すようにしましょう。

まとめ

本来、ほとんどの社員は自分たちの生活を安定させたいと思い、収入と支出のバランスを考えて消費したり、貯蓄したりしているもの。

ですが、金銭トラブルに巻き込まれる不良社員は、往々にして自己管理能力が低い傾向にあり、欲望のまま消費したり、金儲けに目がくらんだりします。

喉から手が出るほどお金が欲しい人は、簡単に超えてはいけない一線を越えてしまうものです。

そんな不良社員がいればそれだけで社内の風紀も乱れてしまいます。早期に手を打たないとトラブルが表面化してしまうかもしれませんね。。

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